村上春樹の「好き」「嫌い」はどこで分かれるのか? に関する一考察 - (チェコ好き)の日記
ただ、もし「『ノルウェイ』もダメ、『多崎つくる』もダメ、でも3度目の正直で、もう一度村上春樹に挑戦したいんだ!」という希有な方がおられたら、以下に書くことをぜひ参考にして下さい。
あのですね、村上春樹は、エッセイを読みましょう、エッセイを!
- 王道なら初期(ねずみ)三部作(風の歌を聴け → 1973年のピンボール → 羊をめぐる冒険)
- とりあえず試すなら、スプートニクの恋人
- じっくり試すなら、ねじまき鳥クロニクル
じゃないかな。それでもまず勧めるならノルウェイの森だけど、言われてみればあれはファンタジー的なモノが足りない。物語を強引に勧めてくれる女の子とか、表情を持たない小人とか。
短編から試すなら、中国行きのスロウ・ボートかな。最後の午後の芝生が入ってるし。でも蛍、納屋を焼く、その他の短編の方がバランスがいいかな。
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